猫の撮りセツ vol.03

気ままな愛猫をかわいく撮影したい! cachette編集部の猫飼いライターHが、猫を愛する写真家、清水奈緒さんに、自宅でスマホを使った猫撮影テクニックを教わります。

 

vol03. 猫カメラマンはどう視線をもらう?

 

 

cachette:猫ちゃんの写真を撮るときに、やっぱりかわいい顔でこっちを向いてもらいたいんですよね。先生は猫じゃらしで気を引きますか?
清水先生:うーん、ほとんど使いませんね。
cachette:あら、そうなんですか。
清水先生:猫じゃらしは猫が遊ぶためのもの。猫が激しく動きすぎるので、写真とはそんなに相性がよくないんです。
cachette:そう! そうかも! コントロール不能になることがあります。で、何を使うんですか?
清水先生:これです!

cachette:ただのペン!?
清水先生:そう。ペンをレンズ周りでゆっくり動かすんです。
cachette:へえ!
清水先生:ようは「あれはなんだろう?」と慎重に探らせるのがかわいいし、動きがゆっくりになるから撮りやすいんです。うちの猫でやってみると……。

清水先生:こんなふうに、ぼんやりしていた猫の目線をもらうことができました。首をかしげさせてもかわいいですよね。

cachette:これはカメラの場合なんですが、先生が撮影中の様子を隠し撮り。
清水先生:これは、レジ袋のカサカサ音も猫に「なんだろう?」って思わせることができる小道具。スマホやカメラを小さく「コツコツ」と叩くくらいでもいいですよ。
cachette:とにかくびっくりさせない、興奮させないってことですね。
清水先生:猫の頭の上に「?」が浮かんでるイメージを作るようにやってみてください。

 

今月の1枚

cachette:先生、へんな写真が撮れました。朝、起きたら目の前にこんなものが。

清水先生:しっぽを真正面から撮ったんですね。確かに、あんまりみない光景(笑)。
cachette:そうなんです。うちの猫は尻尾の先が2回折れているので丸っこいんですよ。
清水先生:でも、中心にしっぽの●がくることで、「日の丸構図」になっているから落ち着きます。
cachette:なるほど。
清水先生:人間にはない「しっぽ」っていうパーツが主役なのもいいじゃないですか。いい写真だと思いますよ!
cachette:ありがとうございます!
清水先生:窓の外を見ている猫っていうのも好きなんですよね~。なにを考えてるのかなって。
cachette:うちの猫はなにも考えてないと思いますが、言われてみるとそんなふうに見えますね。今月もありがとうございました!

 

清水奈緒
写真家。京都府京都市生まれ。同志社大学文学部英文科卒業後、シカゴ美術院で写真の基礎を学び、大阪で内池秀人氏に師事。著書に猫の素敵な撮影方法をまとめた「猫の撮りセツ」(エクスナレッジ刊)がある。コンパクトで片手で撮影ができるiPhone SE愛用者で、写真フォルダは愛猫のデコでいっぱい。
http://naoshimizu.com


Text by Mei Hojo

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