Mon Cachette vol.12

犬や猫の素敵なお宅を拝見する連載Mon Cachette(モン・カシェット)。今回はシリーズ始まって以来、最高齢の猫が登場します。東京・日本橋のマンションでおだやかに暮らす、黒猫と裏地桂子さんの物語——。

 

 

vol.12 裏地桂子さん&チョビ(アメリカン・ショートヘアー、雌、19歳)

 

おだやかでおおらかな性格のチョビ。

ギフトコンシェルジュとして、商品企画や開発、メディアや著者本などでさまざまに“贈る形”を提案する裏地桂子さんのお住まいは、東京・日本橋のマンション。シックな内廊下から重厚な扉を開けると、金色の瞳が印象的な黒猫を抱っこした裏地さんが迎えてくれました。

「最近は眠ってばかりなのよ」と裏地さん。

グレイを基調に白やブラックの家具を配したスタイリッシュな室内は、いかにも東京の中心地にふさわしいアーバンな雰囲気。チョビがいつも眠っているのも、B&B ITALIAで購入したレザーソファだそうで、黒猫にブラックレザーがよく似合います。というか、同化してる⁉

「もともとチョビはブラック系のアメリカン・ショートヘアなんです。年齢を重ねて、根元が白くなるブラックスモークになってきて。でもその変化も含めて愛おしいものです」

ブラシされるのはあまり好きではない、というチョビ。

チョビは2001年生まれ、ということは19歳。猫はだいたい1年でオトナ(成猫)になるといわれ、19歳は人間でいえば90歳余り。いや、大変なご長寿猫ですが、健康で長生きする秘訣はなんなのでしょうか?

初代チョビのポートレート。お気に入りの猫のフィギュリン(ロイヤル・コペンハーゲン)。

「実はこのコの前に初代チョビがいたのです。私はそのとき、はじめて猫を飼ったのでよくわからず、彼女は好物のカニやカスタードクリームを与えていたら腎臓に負担があったようで……初代チョビを失った経験から、いまのチョビは原則的にドライフードや猫用のおやつを与えているのです。それが長生きの秘訣なのかしら?」

友人が制作してくれたというホワイトペーパーと黒猫のアート。

いまも食欲は旺盛というチョビ。長寿の理由には、もちろん食生活の充実も欠かせないでしょうが、持って生まれた性質や体質も大きく影響しているかもしれません。

「そうね、チョビは本当におっとりしていて、幼いこどもに触られてもじっとしているようなコなんです。我が家は引っ越しが多くて、このマンションはチョビにとって5軒目の家なのですが、いつも新しい環境にもすぐ馴染んで、猫のなかでは順応力が高いほうなのかも」

モノトーンなインテリアの室内に比して、カラフルなトイレにハッとさせられる。

そういえば、このお宅は藤の花柄でエレガントなリビング、都会的なストライプのダイニング、フレッシュでカラフルなトイレと、それぞれのウォールペーパーが印象的です。

「都会のマンションはどうしても画一的になってしまうので、壁紙でそれぞれのスペースに個性を作っています。Farrow&Ball社(英国)の壁紙、おすすめよ。チョビもお気に入りだから、壁をひっかいたりしないのかしら(笑)」

チョビと裏地さんの貴重な2ショット。

現在猫の最高齢記録は30歳だとか。あと10年と言わず、もっと長く、これからもずっと、チョビと裏地さんのおだやかな日々が続きますように!

HIKKOMIねこ(ハンカチーフ)¥2,000/CLASSICS the Small Luxury

最後にギフトのエキスパートである裏地さんに、猫好きに送るプチギフトのアイデアをおすすめいただきました。

「CLASSICS the Small Luxuryは多彩なデザインで良質な素材のハンカチーフ専門店。オリジナルで刺繍もしていただけるから世界でたった一枚のハンカチを差し上げることができ、みなさん喜んでくださいます。猫ちゃんの姿もさりげなくてかわいいでしょ」

裏地桂子/ギフトコンシェルジュ。クリエイティブコーディネーター。草月流師範。衣食住ライフスタイル全般に精通し、食通、きもの好き、京都好きでも知られる。現在は企業やショップの商品企画、商品セレクション、プロデュース、ブランディングなどを数多く手がけている。 主な著書に『最上級のプチプラギフト』(美人時間ブック)。Instagramアカウント@k.uraji


Text by Miyako Akiyama, Photos by Masahiro Heguri(カウンタック写真部)

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