「腹減ったニャー」と精いっぱい催促しているのは、諸々あって庭で飼うことになったトラ猫サビくん。推定2-3歳。濃いトラ模様が遠くから錆猫のように見えたから、「サビ」という名前で呼ぶようになった話はすでに書きましたが、フランス語名もそのまま「Savie」にしました。フランス語で「vie」は命、人生。「sa vie」は「彼(彼女)の命」という意味になり、偶然にもちょうど良かった感。とりあえず、君の命を預かったよ。
「理屈はわかったんで、ご飯ください」
はいはい。身体の模様はアメショっぽく、胴体にうずまき柄があります。そのせいか食欲旺盛。
小屋の中はこんな感じ。屋根と床に断熱材+自身の体温で暖まる保温マットに毛布を敷いています。
「わらわは見てるぞ、、」
はっ!!窓に押しつける鼻はテラコッタ色。家猫ノアさまに監視されていました。す、すぐに戻ります。
今日も神々しいお猫さま。
猫は部屋の明るさで瞳孔が丸くなったり細くなったり、犬より変化が大きいですよね。一年一緒に暮らしましたが、未だに慣れません。表情も変わって見えるし、不思議です。犬と違ってずっと目を合わせられるのを嫌がり、愛情を伝えるにはゆっくり瞬きをするといいと聞いたので、それを実行していますが伝わっているのだろうか、、。
さて、今日は二匹を連れて近所の動物病院に行ってきました。サビは初診で健康診断と去勢手術の相談、ノアは狂犬病ワクチンの注射です。
上がノア(3.5kg)、下がサビ(4.8kg)の二階建て。
今はコロナ禍の対策で、キャビネ内に入れる人数が一度に二人までということになっています。外で待っていたらこちらも順番待ち、生後3ヶ月のシェパード犬に会いました。名前はタノシス。なんだか楽しそうな名前です。
「基本的にいつもタノシッス!」
このまま成長が止まるなら飼いたいと誰もが思う、このぬいぐるみ感!
「でも飼い主さんがこっちを向いてくれないと、カナシッス!」
タノシス駄洒落を考えている間に順番がきました。さあ、注射がんばれ猫ズ。
「いや、自分はここでいいッス。十分ッス」
いや、出てきてくださいッス。
あっさり出されたノアさん。
「や、や、やめてくだしゃい、、」
病院ではおとなしい女王さま。
緊張のあまり、足の裏に汗かいてます。
「とくべつに、抱っこしてくれてもいいんだぞ」
普段は見せない寄り添いポーズまで。
「で、お主は何をやっておる!こちらに来てわらわを慰めなさい」
す、すいません。記録係でして、、。
この後、あえなく注射されたノアさん。
ショックのあまりおやつも食べません。ごめんよ、、。
「つぎはオレの番ですか?」
はい、オレの番です。
ノラ猫だけど従順なサビくん。簡単に仰向けになりました。腹部に大きな腫瘍があるので、触診のため。
幸い、腹部の腫瘍は臍ヘルニアということで、そこまで重篤なものではないようです。去勢手術と同時に整復してもらうことになりました。良かったねえ、サビ。他、心音に雑音が混じっているため、念のためのエコー検査もお願いすることに。ワクチン、去勢手術、臍ヘルニア手術、心臓のエコー検査、諸々登録手数料など全て含めて、日本円で6万円ほど。ちなみに今までの経験上パリで同じ手術等を受けた場合、この倍近い費用を見積もっておかなくてはなりません。田舎バンザイ。
サビも盛大に汗かいてました、、。
無事、二匹の診察を終えて帰宅。我が家は犬派のはずなのに、なぜか猫が二匹になってしまったなと思う秋の空←人生受け身なタイプ。
手術は約1ヶ月後、その後はしばらくケージ暮らしになるだろうから、サビは今のうちに庭をタノシスしておいてな。