パリの猫たち vol.07

フランス・パリで20余年。ずっとネコと暮らしてきたフォトグラファーがパリの素敵なネコと人と出会い、20の質問をたずねます。第7回はなんとノーリードで飼い主とお散歩できるネコが登場!

 

 

1. あなたの名前と職業を教えてください。

黒川由美子 2016年までエールフランスの客室乗務員でした。
今は引退して、気楽な毎日を過ごしています。

2. あなたの猫の種類、名前、年齢を教えてください。

ヨーロピアン雑種のタマ、13歳の雄です。

3. あなたの家はどんなおうち?

今年、パリ郊外の小さな家に引っ越しました。2階建てで、リビング、キッチンのあるベランダが1階にあり、大きな寝室が上の階にあります。手入れの楽な猫の額ほどの庭もついています。以前住んでいた家は3階建てで庭も大きく、維持が大変になってきたので、思い切って住み替えました。これから改装するつもりですが、とても気に入っています。

キッチンの棚にタマをモチーフに絵を描いてもらった(アーティストのInstagramアカウント@loveheart.emi)。

4. タマとはどのように出会いましたか?

仔猫の状態で当時の彼が拾ってきました。以前の家の近くにエールフランスの保養施設があり、彼がそこでテニスをしていたとき、車から捨てられたタマが助けを求めて寄って来たそうです。彼が連れ帰って来た時、すぐに一目惚れしました。

5.タマの平均的な1日は?

CAという仕事柄、不規則な生活をしていたせいか、私が寝ている間は鳴きません。
一緒に起きて、朝食をとったら、タマは自分のテリトリーをチェックしに外に出かけます。
私もスポーツなどで外出することが多いので、お互い干渉せずに自由に暮らしているのですが、私が帰宅すると、それが何時であっても必ず出迎えてくれます。

6. あなたの猫の普段のごはんを見せてください。

春に膵臓炎で2日間入院して以来、消化の良いフードに変えました。自動給餌機は日に3回ドライフードが落ちてきます。量も時間も設定できて、とても便利です。

7. タマの特別な日のごはんはどんなもの?

食欲がない時はマグロの缶詰を開けます。今日は撮影なので特別な日です。

8. あなたの猫のおやつはどんなもの?

私がヨーグルトを食べる時はおこぼれに預かります。特におやつは与えていません。

9. タマの大好きな居場所を教えてください

夏は庭のバラの下が涼しいのか、そこにいることが多かったようです。家では、私が使う膝掛けや洋服の上でよく眠っています。私の匂いがするのでしょうね。

10. タマの大好きなおもちゃはなんですか?

おもちゃではないですが、ハンティングが上手で、野ネズミや小鳥を捕まえてきます。

11. タマはどんな性格?

社交的。近所で工事があると見に行くから、現場監督と呼ばれてました(笑)。それから、とても頭が良いです。今まで飼った猫の中で一番賢いようです。

12.タマの特技は?

ノーリードで私とお散歩できること。道行く人がみんなビックリします。

13. あなたにとってタマはどんな存在ですか?

家族。辛いことがあると寄り添って癒してくれます。

14. タマのここがかわいい!とひとつ挙げるならどこですか?

興味津々という様子の目。とてもお茶目です。それと手や尻尾で目隠しして寝ている時。

15. あなた自身とタマは似ていますか? 似ているならどんなところが?

社交的なのに、自分ひとりの空間が必要なところが似ています。

16. タマはあなたのことをどのように思っていると思いますか?

ママンであり、彼女でもあると思っています。男性が家に来ると知らん顔するのは、もしかして嫉妬してるのかもしれません。

タマをモデルに作ってもらった刺繍のブローチ(作家のInstagramアカウント@mimou_france

17. あなた自身の猫歴を教えてください。

母が動物が好きで、日本の実家には小さい時から常に動物がいました。
タマはフランスに来て初めての猫です。留守がちの仕事ゆえ、動物は飼いたくはありませんでした。

18. あなたとタマの一番楽しかったエピソードを教えてください。

捕まえてきた小鳥を私のバッグに一生懸命に入れようとしていました。クリスマスにネズミがスリッパに入っていたことも。気持ちは嬉しいのですが……。
猫が家の中と外を自由に出入りできるよう、扉をつけたのですが、知らない間に外から5匹の猫が家に入ってきました。それ以来、タマの体内チップで作動する扉に変えました。これでタマしか通れない門になりました。

19. タマはあなたの生活、意識に何を与えてくれますか?

幸せに生きるのに必要なものは、すぐ近くにあるということを教えてくれます。
物欲に頼るのではなく、純粋に生きていく楽しさを教えてくれています。

20. 悲しいことですが、タマがあなたのもとを去る日がいつか来ます。どんな風にお別れしたいですか?

この春、具合を悪くしたときはこのまま病気で逝ってしまうかもと覚悟をしました。
その日が来たら、私の横で身体を撫でられながら静かに旅立って欲しいです。
私がこの世を去る時はきっとタマが迎えに来てくれると思います。


Text and Photos by Manabu Matsunaga

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