「エースホテル京都」に妄想ステイ


トラベルライターの長谷川あやさんが、愛犬と旅するトラベルレポート。今回は話題の「エースホテル京都」……だったんですが、新型コロナウイルスが収束したら出かけたいため、今回は妄想で予習します。

 

 

おしゃれな椅子がお似合いです! 後ろにはターンテーブルもちらり

東京在住の私は、京都に犬と出かけるという発想はありませんでした。愛犬と旅するのは都内、もしくは都内から2時間以内でアクセスできる温泉や高原などのリゾート地に限る! と思っていたのですが、この「エースホテル京都」の存在を知り、ころりと考えが変わりました。暖かくなったら、愛犬と一緒に、京都に行こうともくろんでいます。

そんなわけで今回はいつもと趣向を変え、「愛犬との旅、夢想編」です。実際に旅したのは私ひとりで、愛犬は東京でお留守番していました。

瀟洒なレンガ造りの旧京都中央電話局の建物(手前)と、新築部分(奥)が見事に融合しています。

エースホテルは北米8都市で展開するシアトル発のホテルブランド。2020年6月、京都・烏丸御池にプレオープンした「エースホテル京都」はアジアでは初のエースホテルとなります。もともとエースホテルは、地方にミュージシャンのライブを聴きに行った際に「居心地よくステイできるホテルが欲しい。ないのなら作ってしまおう」というのが誕生のきっかけ。今では頻繁に耳にするようになった、「ライフスタイルホテル」の先駆けとも言える存在です。

欧米の多くのホテルは、日本以上にドッグフレンドリーです。すべてのホテルが犬に門戸を開いているわけではありませんが、ロビーを普通に歩いていたり、エレベーターの中でちょこんとお座りしていたりする犬に遭遇し、にんまりしてしまうこともしばしば(同時に自宅に残してきた愛犬が恋しくなったりもするんですけどね)。

前述のとおり、「エースホテル京都」はアメリカ発のホテルブランド。愛犬と宿泊できるプラン「Fetch」もちゃんと用意しています(宿泊が可能なのは15kgまでの犬に限られます)。欧米さながらにパブリックスペースで自由に歩かせることはできませんが、ロビーエリアや客室階廊下などでは、抱くかケージや犬用バギーに入れればOK(料飲施設を除く)。客室にケージとフードボウルが用意されていて、また、2時間以内なら、客室に犬を置いて外出も可能です。

犬が在室していることを示すサインもキュートです!

烏丸御池駅に直結している「エースホテル京都」は、どこに行くにもアクセス抜群。お散歩環境は、かなり恵まれています。ホテルから鴨川沿いまでは徒歩で15分強。あこがれの鴨川散歩デビューはいかがでしょう? 祇園、とくに白川のあたりを一緒に歩くのも良さそうです。京都御苑や平安神宮も犬との散策が可能。ホテルからはすこし距離がありますが、伏見稲荷神社も犬連れでも大丈夫とのこと。嵐山まで足を伸ばすのもいいかもしれません。犬との京都旅行、夢は広がってきました!

鴨川沿い散歩、絶対気持ちいいはず!

そうなんです。ここは、世界屈指の観光都市・京都。ですが、随所にこだわりが詰まった「エースホテル京都」なら客室にこもるという選択肢も捨てきれません……。

「Fetch」プランの対象となるスタンダードツインの客室。ポップなタペストリーは日本を代表する染色家、柚木沙弥郎氏によるもの。

「エースホテル京都」は1926年築の旧京都中央電話局をリニューアルした、商業施設「新風館」内に位置しています。ホテルの内装はロサンゼルスの「コミューンデザイン」が担当。「East Meets West」をコンセプトに、和洋折衷のデザインを施した、わくわくするような空間に仕上がっていました。そんなわけで、パブリックスペースも見どころ満載ですが、客室内もいいんです。文字数の都合上、すべてをご紹介するのは難しいので、そのこだわりの一部を紹介させていただきますね。

まずは全客室に90歳を超えた今も精力的に作品を発表し続けている染色工芸家・柚木沙弥郎氏の色鮮やかなタペストリーを用意(柚木氏は、エースホテル京都のロゴも担当しています)。カーテンや壁付のランプシェードには「ミナ ペルホネン」のテキスタイルを使用しています。オズワルド・ボルサーニ氏によるコートハンガーもおしゃれで機能的。「Do Not Disturb」のサインには小さな箒を使用しているの、初めて見ました!

「Do Not Disturb」のサイン。意味もなくぶらさげたくなります。

ホテル1階のコーヒーショップ「スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ」のコーヒーを購入し部屋でいただくのもよろしいかと。こちらは、アメリカ・ポートランド発祥の人気コーヒー店の日本1号店。日本ではここでしか飲めません。

ロビーはパブリックに開放。ホテルに宿泊していなくても、自由に過ごすことできます。この写真の奥が「スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ」です。

「エースホテル」にとって、「音楽」は重要なキーワード。全客室にチボリ社製のラジオを設置しているほか、ターンテーブル(レコードプレーヤー)やギターを置いている客室も。ターンテーブルとともに1980年代前後の邦楽と洋楽のレコードが数枚置かれているのですが、部屋ごとに内容が異なるのも心憎い演出ですよね。そうそう、バスアメニティは日本のサロン発ホームケアブランド「uka」のものでした。

どの部屋にどのレコードが置かれているかは行ってみてのお楽しみ!

次に京都に行く時は、今いちばんホットでヒップなホテルに、愛犬同伴でステイしてみてはいかがでしょうか。宝探し的に、こだわりのポイントを探し当てるのも楽しそうです。そして、どこを切り取ってもおしゃれな「エースホテル京都」は、愛犬の記念撮影に全精力を注ぎこみたくなること間違いなしです。恥ずかしがることはありません。存分に親ばかぶりを発揮してくださいませ。

エースホテル京都
京都府京都市中京区姉小路通東洞院西入車屋町245-2
https://www.acehotel.com/kyoto/


Text and Photos by Aya Hasegawa, Edit by Miyako Akiyama

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