パリの猫たち vol.10

フランス・パリで20余年。ずっとネコと暮らしてきたフォトグラファーがパリの素敵なネコと人と出会い、20の質問をたずねます。第10回は3匹の猫と暮らすニットデザイナーが登場。彼が愛する猫たちを語る詩的な表現にもご注目!

 

 

1. あなたの名前と職業を教えてください。

シリル・メソナーヴ、テキスタイルデザイナー。
ニットが多く、編めるものなら針金でもなんでも編みます。

2. あなたの猫の種類、名前、年齢を教えてください。

ヨーロピアン雑種のトリコート、6歳の雌です。
ほかに同居猫としてブリティッシュショートヘアのダフネ(12歳)と、マンゼル(3歳)がいます。

ダフネはぼくのパートナーが連れてきた猫、マンゼルは結婚のお祝いにもらった猫です。

3. あなたの家はどんなおうち?

パリ20区のアパルトマン。4階南向きで小さい公園に面しています。
サロンと寝室、独立したキッチン……そんなに広くはありません。

4. トリコートとはどのように出会いましたか?

ロワール川沿いの街、ナントにバカンスに出かけていた際、現地のアソシエーションのウエブサイトで見つけました。すでにジャミラという名前がついていたのですがしっくりこなかったので、私の仕事であるトリコ(ニット)からとってトリコートにしました。

5. トリコートの平均的な1日は?

午前7時から午後10時までの15時間が行動時間。その間も長くお昼寝していますけれどね(笑)。

6. トリコートの普段のごはんを見せてください。

カリカリだけです。いま体重が6キロあり、ちょっと太めなのでダイエットフードとのミックスです。

7. トリコートの特別な日のごはんはどんなもの?

トリコートは非常に貪欲で、私たちのテーブルに来て、パン屑をもらえるのを待っています。ダフネとマンゼルはカリカリにしか興味がないようですよ。

8. トリコートのおやつはどんなもの?

私たちの朝食のお皿に残った、ほんの少しのパンとバター。

9. トリコートの大好きな居場所を教えてください。

トリコートは私がいるところならどこでも。とくに膝の上が好きみたい。
ダフネは高いところ、マンゼルはベッドの中が定位置ですね。

10. トリコートの大好きなおもちゃはなんですか?

3匹とも木のおもちゃ、紙、ひも、羽が大好きです。
トリコートは私が糸で編んだ小さいボールでよく遊びます。

11. 猫たちはそれぞれどんな性格?

トリコートは好奇心の塊。私の後をついて回るのが大好きです!
ダフネは、控えめなんだけど権威ある王国の主権者。
マンゼルは遊び心のある小悪魔です。

12. トリコートの特技は?

抱っこ(されること)です!

13. あなたにとって猫たちはどんな存在ですか?

トリコートはぼくの恋人。ダフネは気まぐれな祖母、マンゼルはワイルドで奔放な少女です。

14. トリコートのここがかわいい!とひとつ挙げるならどこですか?

黄色いソックスです。

15. あなた自身とトリコートは似ていますか? 似ているならどんなところが?

ものごとをよく観察するところは私に似ているでしょうか。
私が質問すると答えてくれるんですよ。逆に、彼女が私に話しかけると、私はどんなに忙しくても必ず対応します。お互いの気持ちを理解しながら生活しているんです。

16. トリコートはあなたのことをどのように思っていると思いますか?

整理整頓好きで、なんていい人なんだろうって。
でも掃除機をかけるのだけはやめて欲しい、と思っているんじゃないかな(笑)。

17. あなた自身の猫歴を教えてください。

幼い頃にさかのぼりますが、祖父母のところに猫がいて、夜になると黄色い目が光っていて、とても怖かったです。トリコートはぼくの3匹目の猫です。

18. あなたと猫の一番楽しかったエピソードを教えてください。

やはり、いちばん最初にトリコートを引き取るナント駅で、ワクワクしながら待っていたこと。写真でしか見ていなかったので、初めて抱っこしたときのかわいさが忘れられません。子猫とパリに電車で戻ったのはいい思い出です。

19. 猫はあなたの生活、意識に何を与えてくれますか?

私という人間もただの動物であり、時にトリコートの方が人間的であったりします。素朴な甘え方でたくさんの愛情を与えてくれます。

20. 悲しいことですが、トリコートがあなたのもとを去る日がいつか来ます。どんな風にお別れしたいですか?

撫でながら一緒にいて、最期の最期まで私の愛を示したいと思います。

 


Text and Photos by Manabu Matsunaga

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