
人と猫が共生するにはどんな空間が必要? その暮らしをより心地よく、スタイリッシュにするには? そんなことを考えるクリエイターカップルのお宅を訪ねました。
vol.15 山之内淡さん・瑠里さん&アアルト(スコティッシュフォールド、雄、6歳)
ゴールドの瞳が印象的なアアルト。
伺ったのは東京でももっとも高級と言われる住宅街の一角。妹島和世さんと西沢立衛さんによる建築家ユニットSANAAが手掛けたメゾネットスタイルの共同住宅でした。
シッポをふさりと振って出迎えてくれたのは、スコティッシュフォールドのアアルト。ここまで読んで「アレ?」と思ったアナタは建築やデザインがお好きな方でしょう。アアルトとは20世紀を代表する建築家でありデザイナーのアルヴァ・アアルトから取った名前です。
SANAA、アアルトというキーワードから連想できるように、今回ご紹介するご夫妻のおひとり、山之内淡さんは建築家なのでした。
やはりアアルト(建築家のほうの)によるダイニングテーブルを囲んで、瑠里さん(左)と淡さん(右)。
アアルトが描かれた肖像画は「Mr. & Ms. Cat」の提供するサービス「The Meowseum」によるもの。
そして、この奥のアアルトの肖像画からピンと来る方もいらっしゃるでしょうか? 実はこのご夫妻は、愛猫家のためのライフスタイルブランド「Mr. & Ms. Cat」を主宰するおふたりでもあるのでした。
「Mr. & Ms. Cat」の人気商品corocoro BALL(8個)¥1,650
猫と人が等しく心地いいライフスタイルをめざして、愛猫家のためのスタイリッシュなプロダクトを猫と人の目線からセレクトする「Mr. & Ms. Cat」。おしゃれで使い勝手のいいフードボウルや、スウェーデンの人気デザイナー、リサ・ラーソンのインテリア雑貨などが人気ですが、アアルトがとくに気に入っているのはこのフェルトボールだとか。
やさしいニュートラルカラーのフェルトボールはウール100%でナチュラル。
エゾ鹿やサーモンなど、人も食べられるクオリティの食材を加工しているペットのおやつブランド「sizuka」。
おふたりはできるだけナチュラルなものをアアルトに与えようと、フードやおやつも厳選。シンプルで、モノを多くもたないふたりの暮らしは美しく、「Mr. & Ms. Cat」の世界観そのままのようでした。
ウサギの耳のようなフォルムのラビットチェアはSANAAによるもの。
猫と人の共生を考えた「Cat Landscape House」模型。
そして、なんだか気になるモノを発見!これは建築家である淡さんの作品でしょうか?
ふたりはいま、猫と暮らす自邸建築をプラン中。
「これは、ぼくがデザインした『Cat Landscape House』です。猫の身体の大きさに合わせたCat Scale(猫寸法)を考案し、ひとつの戸建住宅の中に、人の暮らす空間と猫のためのランドスケープが混ざり合い、これまでにない新たな住空間を生み出すというコンセプト。リモートワークや夫婦共働きが一般的になりつつある現代に対応し、愛猫と暮らしながら家で仕事をすることも考慮し、デザインしています」(淡さん)
なんとこの猫とともに暮らすための建築が年内には竣工するというから楽しみ! その際にはまた取材させてくださいね。
取材中ずっといい子でつきあってくれたアアルト。ありがとう。
そして、実はこのおうちにはもう1匹の猫、マンチカンのミースがいるのですが、少し人見知りのせいか、取材中には姿を現してくれませんでした。残念……。アアルトとミースの暮らしぶりはcachetteのコントリビューターとしても寄稿いただいている山之内瑠里さんの記事でも見ることができますので、そちらもぜひチェックしてみてください。
山之内瑠里さんの記事はウィークリーで連載中。
Text by Miyako Akiyama, Photos by Masahiro Heguri