フランス・パリで20余年。ずっと猫と暮らしてきたフォトグラファーがパリの素敵な猫と人と出会い、20の質問をたずねます。第16回は秋めいてきたパリ郊外で大きな庭をもつ邸宅に暮らすバーマンのネイコが登場します。
1. あなたの名前と職業を教えてください。
ベアトリス・アルテロ、会計士です。
ふたりのこどもの母親でもあります。
2. あなたの猫の種類、名前、年齢を教えてください。
バーマンのネイコ(雄)、この10月で4才になりました。
3. あなたの家はどんなおうち?
パリから南へ30Kmほど下ったBallancourt en Essonnesにある、庭付きの一戸建て住宅です。
4. あなたの猫とはどのように出会いましたか?
ブリーダーのところで。生後ひと月ちょっとのタイミングで訪問した時、最初に寄ってきたのがネイコでした。それが決め手となりました。
フランスではブリーダーが最初のワクチンを投与するという決まりがあるので、クリスマスまで待っていました。最高のクリスマスプレゼントでしたね。
5. あなたの猫の平均的な1日は?
午前6時30分ごろ私を起こしにきて、その後は朝の見回りに外出。7時30分に帰ってくるので、一緒に少し遊んで私は仕事に行きます。その後はひとりでお留守番。盗まれるのが心配なので、不在の時は家から出さないようにしています。
夕方仕事から帰ってきたらお庭で追いかけっこをしたり。夜はブラシをかけてあげて、その後ベッドで一緒に寝ます。
6. あなたの猫の普段のごはんを見せてください。
シリアルフリーのプリゾン(Purizon)というブランドのカリカリ3種類を気分まかせで与えています。他に朝と夕方にはパテ状のものも。
7. あなたの猫の特別な日のごはんはどんなもの?
基本的に食べ物は変えていません。夏の暑い時はスイカが大好きです。
8. あなたの猫のおやつはどんなもの?
獣医師おすすめのスナックです。
9. あなたの猫の大好きな居場所を教えてください。
夏には庭に出て、太陽の下でのんびりひなたぼっこしています。
家の中からも庭が見える窓際がお気に入りみたい。
10. あなたの猫の大好きなおもちゃはなんですか?
鳥の羽。
友達がくれた鳥の羽と、池の近くに落ちていたガチョウの羽を、紐で組み合わせて自作したおもちゃでよく遊びます。
11. あなたの猫はどんな性格?
猫でもあり、犬でもあるような(笑)。人懐っこくて、どこまでも私を追いかけてきます。でも抱っこはあんまり好きじゃないみたいですね。
12. あなたの猫の特技は?
椅子から椅子へのジャンプ。食卓に乗るのは禁止していますが、特におやつの時は待ちきれないのか、椅子の間を飛びまわっています。
13. あなたにとってあなたの猫はどんな存在ですか?
ふわふわの大きなテディベア。
もう彼なしでは生きていけません。
14. あなたの猫のここがかわいい!とひとつ挙げるならどこですか?
やわらかい被毛でふわふわの首回りです。
ブラッシングしてもらう時の気持ちよさそうそうな表情もたまりません。
15. あなた自身とあなたの猫は似ていますか? 似ているならどんなところが?
ネイコも私のようにおしゃべりのところ。何かが欲しいときははっきり表現するところ。
16. あなたの猫はあなたのことをどのように思っていると思いますか?
ネイコが我が家の王様であり主人なので、私はなんでも従う奴隷です(笑)。
17. あなた自身の猫歴を教えてください。
ネイコが私の初めての猫です。両親が猫をあまり好きではなくて……。でも私は猫が大好きだったので、飼うなら絶対にバーマンと決めていました。ふたりのこどもも手がかからなくなったので、ネイコは3人目のこどもだと思っています。
18. あなたとあなたの猫の一番楽しかったエピソードを教えてください。
ネイコが誤嚥してしまい5日間入院したことがありました。もうダメかもと思いましたが、奇跡的に生還して家に戻ってきたとき、家族がネイコを拍手で迎え、みんなで抱き合いました。あのときのうれしさは忘れられません。
19. あなたの猫はあなたの生活、意識に何を与えてくれますか?
ネイコには共感力があるようで、たとえば私たちが何か悲しんでいる場合、いつも絶妙なタイミングで寄り添ってくれます。それは家族として同居する間柄には不可欠の、言葉にならないコミュニケーションです。
20. 悲しいことですが、あなたの猫があなたのもとを去る日がいつか来ます。どんな風にお別れしたいですか?
ネイコはまだ若いので、私はまだあまり考えていません。長男はすでに独立して家にいないし、長女も今年が高校の最終学年ですから、まもなく家を出るでしょう。そうしたら家には私とネイコだけになります。私はネイコができるだけ長生きして、美しい人生を送るためには何でもするつもりです。
Text and Photos by Manabu Matsunaga, Edit by Miyako Akiyama