猫を救いたいという想いから生まれた日本酒「ネコダスケ」

2022年2月22日、猫の日を記念して、野良猫の実質的殺処分ゼロへの願いを込めた日本酒「ネコダスケ」が発売されました。なんとこのお酒、限定222本が即日完売してしまいましたが、いったいなぜ日本酒の酒蔵が猫をテーマにするのか? そこには担当者の想いが秘められていました。

 

 

2をにゃんと読めば、2022年2月22日はにゃんにゃん年にゃん月にゃん日……というわけで猫の日※1でした。2月22日は毎年来ますが、“2”が6つも揃う2022年2月2日は今年だけ。次は2122年ですから、だいぶ先ですね。

つまり100年に1度のこのめでたい「猫の日」を記念して発売されたのは「黒松白鹿 ネコダスケ 特別純米 山田錦」。著名な日本酒「白鹿」がなぜ猫(鹿じゃないの)? この企画を実施した担当者、田中美紗(辰馬本家酒造株式会社)さんに聞きました。

「なぜ猫か?と聞かれたら、その答えは、私が猫好きだったから。5年ほど前、保護猫に関する写真展を見に行ったところ、NPO団体の活動内容がパネルで紹介されていました。自分も何か役に立ちたくて、個人的にボランティア活動に参加したり、地元の譲渡会で保護猫3匹の里親にもなりました。

田中美紗さんの愛猫3にゃん。

実際に里親になってみると、個人での貢献には限界があると考えるようになり、企業として何か出来ないかと模索するようになりました。『白鹿』の企業理念は『育てる』なのですが、酒造りの原点である自然環境とともに身近な動物の命も守り、育てる事で、地域や市場も育てることにつながるのではないか、と、地元である兵庫県西宮の動物愛護活動への支援をすることになりました」(田中美紗さん)

その想いに賛同したのはSNSやメディアで人気のイラストレーター、オキエイコさんでした。オキさんがデザインした限定オリジナルラベルでは、やわらかいタッチで猫達がゆったり過ごしている姿を表現。酒米の山田錦を「ニャマダニシキ」と書くなど、遊び心があふれるラベルに仕上がっています。

のんびり遊ぶ猫たちの姿に思わず微笑みを誘われる「ネコダスケ」のラベル。


裏ラベルにもこっそり猫が登場。

ラベルだけでなく中身にもこだわり、兵庫県産米山田錦を100%使用し、すっきりとしたなかに山田錦の米の素材が持つ旨みとコクがしっかり感じられる味わいのお酒だそうですが、なんとこのお酒、限定222(にゃんにゃんにゃん)本が即日完売してしまいました。

1本につき222(にゃんにゃんにゃん)円が兵庫県西宮市の「動物愛護基金」に寄附され、所有者のいない猫に対する不妊去勢手術や、動物管理センターへ持ち込まれる犬猫などの引取り数削減や実質的殺処分ゼロへの取り組みに活用される予定です。

身近な動物を守り、育てることができながら、美味しい日本酒がいただけるなんて、良いことづくめ。ぜひ第2弾もやっていただきたいし、次回は犬をテーマにした「イヌダスケ」はいかがでしょう?なんて、夢が広がります。

※1:愛猫家の学者・文化人が構成する「猫の日実行委員会」が、一般社団法人ペットフード協会と協力して、「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、猫とともにこの喜びをかみしめる記念日を」という趣旨で1987年に制定。

『黒松白鹿 ネコダスケ 特別純米 山田錦』
内容量:720ml
希望小売価格:2,222円(税込)
問い合わせ:白鹿お客様相談室 TEL:0798(32)2727  ※土日祝日除く9:00~17:00


Text and edit by Miyako Akiyama

報告する

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。