こんにちは、「ちょっと散歩シーン撮るから」と降ろされた途端に抱っこを要求する悪魔犬、スキッパーキのスキです。さあ、古の黒き狼の眷属(けんぞく)として今日もワイルドにいくぜ←どこがだよ。
さて、前回の続きでパリの街歩き。ここはパリ2区にあるPassage du Grand Cerf。ご存知の方には言わずもがなですが、パサージュとは18-19世紀にパリで建設された日本でいう商店街で(かなり規模は小さいですが)、多い時はパリ市内に100以上のパサージュがあったそうです。現在は20ほどしか残っていないパリのタイムトンネル。その中でも最も高いガラス屋根を持つ、このグラン・セールが個人的には一番のお気に入りです。
エスニックな雑貨屋さんを眺めながら、目的地のカフェへ向かいます。
到着したのは、まだオープンして数ヶ月というEric & Lydie café 。なんとパサージュの二階です。
Eric & Lydie café
https://www.facebook.com/ericetlydiecafe/
パサージュでは二階部分が住居になっているところも多く、ここに来ると、ちょっとパサージュに暮らしている感があります。
こじんまりとした店内。この時は自分たちだけだったので、店主のエリックさんにいろいろお話を伺えました。
ハンチング帽に丸メガネがお洒落なエリックさん。奥さんと共にこの場所でジュエリー店を営んでいましたが、コロナ禍を受け、何か新しいことを始めなくてはと二階部分でカフェをオープンさせました。コロナ禍以前は定期的に日本で展示会をするくらいお二人のジュエリーは人気があって、どれも繊細で美しいんです。
またすぐに展示会も再開すると思いますが、輸入販売はノルマンディーのパンダ商会までお気軽にご連絡ください←?
Eric & Lydie
https://www.ericetlydie.com/collections/colliers
ちなみにジュエリーよりチーズバー派の黒犬スキさん。おとなしくしてもらうには対価が必要な1歳児。
エリックさん、リディエさん、お二人の人柄も相まって、居心地の良いカフェがこのパサージュにできて嬉しいです。
エリックさんたちの田舎の家でとれた果物を使って、作られたケーキ。
「また抱っこで来ますよ」
そうだね。
夜のパサージュもなかなか良いんですが、この場所は19時くらいには入り口も閉まってしまいます。
さて、パリの街の良いところはいろいろありますが、夜がちゃんと暗いのもそのひとつです。少し廻りを歩いてみます。
気になる看板を見つけました。えーと、、、「90億人の人間をどうやって食べさせるのか、虫の試食」、、、え?虫?嘘でしょと思っていたら、ドアが開き、シェフらしき人がおいでおいでと手招きします。こ、こわい(←臆病か)!しかしここは、cachette代表として行かねばなりません。中に入りましょう。
こちら店内。画面の拡大はおすすめしませんが、ほんとに虫でした。コオロギやバッタ、ワーム(?)などなど。ここ数年で、フランスにおいて虫を食用として扱うことは法律的にも合法となり、養殖業者も増加しているそうです。
シェフのローランさん。週に二回、予約制でこの場所で虫美食ディナーを提供しています。6皿で60ユーロ。話を聞いていると、たしかに現在の畜産方法ではいずれ増え続ける人口全てに供給することは難しく、環境破壊の観点からも、肉食とは別な方法でタンパク質を補う必要があるのは明白と納得はするんですが、、。
Inoveat
https://inoveat.com/
アペロ(食前酒タイム)に虫はいかが、の商品。ハーブ味などで食べやすくなっています。試食してみましたが、香ばしく特に虫っぽいような味はしません←いや、虫を食べたことはないんだけどね。たしかに姿形に抵抗はありますが、海老や蟹も奇妙といえば奇妙だし、、。虫に対する抵抗感はどこから来ているのか、なぜ甲殻類や貝類、他の生き物は平気に食べているのか、人類を養う食糧の未来と、自分の先入観についていろいろと考えさせられる体験でした。
「オレは気にせず食べますよ」
落ちている猫砂食べちゃうくらいだからね。というわけで、19世紀のタイムトンネルから、人類の未来にまで想いを馳せるパリ散歩でした。次回も引き続きパリからお届けします。どうぞお楽しみに。