こんにちは、内田友賀です。






今日は久々に、動物介在教育レポートです!
(活動の趣旨はこちらの記事で紹介しています)
https://cachette.pet/2021/12/uchida-211219/
毎回、人間にはできない奇跡を起こしてくれる犬たち。
子どもが本質的に持つ“柔軟で旺盛な好奇心”と、犬たちが持つ“伝えるチカラ”が交わった時、
そこには理屈なんていらない物語が生まれます。
そんな、奇跡のお話しです♡
\\「生き物全般が、キライ」という女の子//
※画像中の一部のお子さんの顔は処理しています。
私たちの活動では、実施前に保護者アンケートで「お子さんの動物アレルギーと、犬嫌いの有無と程度」を確認しています。
そんな中、気になる保護者の事前アンケートを見つけました。
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「生き物全体が苦手です。近寄ることができません。触れることも全くできません。
犬種や大きさに関わらず全て怖いので、できるだけ遠くから見学させてあげてください」
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恐怖心を持つ子どもには「白帽子」をかぶってもらいます。スタッフも犬に触れることを強制することはありません。
自主的に好奇心や興味を持てるまで、サポートしていきます。
これまでの取り組みでも恐怖心を持つ子どもは通算1500人ほどいました。
ただ、45分後、自主的に触ることができなかった子は、わずか「3名」でした。
でも、「生き物全般」に苦手意識を持つケースは少ないです。
今回は触れられずに終わるかな…。そんな思いが頭をよぎりました。
こうした「犬が苦手な子」の先生をするのは、最年長ミニチュア・ダックスフンドのロッキー君。
年長犬の余裕と、おっとりした行動、優しいお顔が子どもたちの恐怖心をやわらげてくれます。
まずはグーにした手を差し出す挨拶から始めます。
でも、“苦手チーム”の子どもたちは「ヤダヤダ! 無理!! 最後にやる!」と順番の譲り合いです。
ハンドラーさんはロッキー君の口元に手を添えながら、
「緊張する? うん、そうだよね。でもロッキーは咬まないよ、大丈夫。
手を近づけたらお鼻がピクピクって動くから見てごらん」とサポート。
子どもたちが近づいてくれるまで待ちます。
やがて1人、また1人と「やってみようかな」と挨拶が始まりました。
何とか参加しようと頑張っても緊張感が高まり、目をそらして担任の先生に「いやだ、こわい…」と助けを求める子もいます。
そこで活躍するのが、お友だちです。
「私も怖かったけど、できたよ! 全然怖くないよ!」と背中を押してくれます。
「うーん。じゃあちょっとだけ…」
担任教員も見守る中、勇気をもって差し出す手。
この“小さな勇気”が奇跡へのドアなのです。
「わ、できた!!」
思わず横の子とハイタッチ♪
おそらく人生で初めての「動物に近づけた瞬間」だったに違いありません。
子どもがスゴイのは、ここから。
恐怖の目つきが、一気に興味に変わります。
次は観察の時間です。
犬の肉球を触ったり数えたり、鼻をじっくり見てみたり。
そうすることで自然に犬との距離を縮めていくと、「どうなっているんだろう?」と好奇心が湧きだしてきます。
この子も、体を近づけ肉球を触ってくれました。
「なんか、可愛い…!」
そこからは「可愛い!」と「すごい!」の連発で、
犬が苦手な子どもばかりだったグループとは思えないほどの盛り上がり。
すっかり犬を撫でられるようになりました。
これも、ハンドラーさんと介在犬のチーム力なのです。
人は誰でも、嫌いなものや苦手なものがあります。
それが動物だったとしても当然です。決して「悪いこと」ではありません。
けれど、子どもたちが成長過程で、自分の力で「苦手や嫌いを克服」した時、
それは自信となり、さらには「自己肯定感」を高めることにつながるといわれています。
特に犬を介在した学びは、短時間で高い効果を発揮することが大学との研究結果でも明らかになりました。
この子が、初めて動物に感じた「可愛い」という愛情。
触れてみて「柔らかい」と思えた気持ち。
家に帰って、家族にどんな話をしてくれたのでしょう。
私たち大人が「犬ってすごいんだよ!動物って可愛いんだよ!」と言葉で何回説明しても伝わらないこと。
それを、たった45分で伝えてくれたワンコたち。
彼女にとって、今日という1日が、小さいけれど大きな1歩になってくれることを願っています。
一般社団法人マナーニ
「こども笑顔のラインプロジェクト」
https://manani.jp/
※画像で顔が分かるお子様につきましては、全て保護者様に許可を得ております。